谷山のかくれ念仏

昭和四十二年発行の『谷山市誌』によると、谷山にはかくれ念仏の名残の洞窟が各所に残っていると記され、11ケ所が紹介されている。

しかし今は崩れたり、道路開通・宅地造成の結果、跡形も残っていない所が多い。

 

山田町札下の洞穴

入口幅1メートル、高さ1.2メートルで、2メートル進むと壁に突き当たり、真っ暗で何も見えない。右に曲がると四畳位の広さで、御本尊を置いた場所、明り台の跡もある。左に曲がると10メートルで外にでられるが、これは間道であったかも知れない。



谷山方面の興正派寺院