〈寺院紹介〉大円寺
指宿市開聞川尻5604
℡ 0993-32-3234
<沿 革>
当寺開基の模様を知る手がかりとして、箪笥(別院より本尊を授与した時、納め持ち帰ったもの)の引き出し裏の記録を要約して、今その沿革をみるに、
即ち、明治23年、中村喜左ェ門、水溜利兵衛の両名、鹿児島興正寺別院へ参詣して法縁に会い、有難き法話に感激、早速院長に面会し、是非川尻の地へ出張布教を要請したのである。
これに対し、別院より本尊一躯並びに仏具が授与された為小箪笥を購入、これに納めて捧持、喜びて入村した
と記されてある。
しかしこの当時、別院よりの出張は水溜利兵衛宅が宿としてあてられ布教が行われ、明治25年度の彼岸会には中川宅を宿としている。
かくして別院より出張布教するうち漸次基礎が固まり、明治27年前後になって仮説教所の設置をみるに至り、駐在布教師が交代制によって派遣されることとなったのである。
以後
明治31年10月12日説教所公認。
明治35年6月25日「大円寺」と寺号公称認可。勝縁寺住職田宮宗忍兼務住職就任。
明治39年5月29日長尾秀禅初代住職拝命。
=初代住職=
初代住職・長尾秀禅は香川県綾歌郡端岡村の生まれで、明治31年鹿児島別院へ着任、爾来屋久島説教所、阿多説教所と在勤。薩摩郡里村説教所を開設した後、伊作厳浄寺在勤中田尻説教所を開設し、その後大円寺住職に任命された。
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